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PQQ とビタミン 抗酸化力はどっちが強い??


前回紹介した強力な抗酸化剤であるPQQですが、 抗酸化(脱サビ)の代表としてはやっぱりビタミンが有名ですよね。 どっちを飲めば良いの?との問いがありますが。 なかなか難しい選択です。   vs.   ビタミン単独と、PQQとの戦いではPQQが圧勝します。 ビタミンCの何倍もの抗酸化力を持つ とか。 CoエンザイムQ10 ,アスタキサンチンなどの比較試験でも圧勝しています。 おそらく、単体での戦いではPQQが優勢です。 ただ、ビタミンはマルチビタミンと言われているようにかなり多種なものが混ざっているため、 単体PQQ vs マルチビタミンではどちらが勝つのかは 論文結果がなく不明です。 なんでPQQはそんなに単体で強いのか? という点においては、通常ビタミンやアスタキサンチンやQ10 などは抗酸化作用を発揮する場所が限定されています。 一方、PQQは比較的色々な場所で働くことができるのです。 一人でマルチに働いているわけなのです。 酸化されると細 [...]

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前回紹介した強力な抗酸化剤であるPQQですが、
抗酸化(脱サビ)の代表としてはやっぱりビタミンが有名ですよね。
どっちを飲めば良いの?との問いがありますが。
なかなか難しい選択です。

  vs.  

ビタミン単独と、PQQとの戦いではPQQが圧勝します。
ビタミンCの何倍もの抗酸化力を持つ とか。
CoエンザイムQ10 ,アスタキサンチンなどの比較試験でも圧勝しています。

おそらく、単体での戦いではPQQが優勢です。
ただ、ビタミンはマルチビタミンと言われているようにかなり多種なものが混ざっているため、
単体PQQ vs マルチビタミンではどちらが勝つのかは 論文結果がなく不明です。

なんでPQQはそんなに単体で強いのか?
という点においては、通常ビタミンやアスタキサンチンやQ10 などは抗酸化作用を発揮する場所が限定されています。
一方、PQQは比較的色々な場所で働くことができるのです。
一人でマルチに働いているわけなのです。

酸化されると細胞がダメになるということは皆様すでにご存知だと思いますが、この酸化を引き起こす活性酸素についても色々な形態があります。
・一重項酸素
・スーパーオキシド
・過酸化水素
・ヒドロキシラジカル
などなど。。。
通常は一つの場所で一つの物質が抗酸化作用を持っているわけですが、PQQは一重項酸素もスーパーオキシドもヒドロキシラジカルも消去することができます。
よく働いてくれるわけです。

その結果
紫外線によるしわ(光老化)が防止されたり、肌の厚み低下(下垂)が抑制されたり、乾燥から生じる肌の小皺が改善する。
目元の小じわ、色素沈着(そばかす・斑状)の改善
表皮角化細胞の保湿・バリアに関する遺伝子発現亢進
細胞が元気になると、臓器が元気になる。
脳を含めた神経細胞の回復(認知機能向上)などいろいろ嬉しいことが論文でも発表されています。

一番興味を引いた論文は、名古屋大学(久留米、愛知医科大学)が発表したもので
PQQが寿命延長をもたらすメカニズムを解明したというものです。
要点を言うと。。。
PQQは細胞膜で活性酸素を低いレベルで微調整していて、その刺激が生体防御系を強化して長寿が誘導されるそうです。
つまり、人も細胞も全く刺激のない状態よりも、程よい微細な刺激がある方が長生きできると言うことですね。
その微妙な刺激を上手にコントロールしているとのことです。
ストレスがかかると人も細胞もダメになるけど、全く刺激のない状態でもダメになる。
という。
あれです。

この論文ではビタミン類(抗酸化剤)には寿命延長効果はないことも断言してます。
どうやら抗酸化力が強すぎて微細な刺激をもなくしてしまっていることが原因だそうです。

もちろんこの論文は人間の身体を用いているわけではないので、色々な意見があると思いますが、あくまでも参考程度の知識として捉えておいてくださいね。

ちょっと長いし、難しいブログになってしまいましたので、
このあたりで終了としますー


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