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埋没法 と 切開法 の違い

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埋没法と切開法、どちらを選択するか?
皆様悩まれてます?
よく「私の目では埋没法と切開法どちらが自然になります?切開法の方が不自然になるって聞きました」などと質問を受けますが、
基本的にはどのラインで二重を作るかということが、自然、不自然さを左右します。
埋没法だから・・・切開法だから・・・というわけではないです。

基本的に、埋没法と切開法は全く異なる方法ですよ。
少しお話ししていきますね

埋没法は
美容外科の中でも二重を作るという点では最もメジャーな方法だと思います。

埋没法と一言で言っても色々と止め方にも種類があります。
エターナルと言われている方法では、糸同士を絡め合わせてとれにくくさせますし、新埋没法は目を開ける筋肉に糸をかけることによってタッキング(筋肉短縮)を行い目を開く力を強くさせることができます。

ここでは一般的な埋没法について少し詳しくお話しすると、
目のきわには瞼板という軟骨成分があります。
その部位と皮膚表面とをループのようにつなぎ、組織を締め上げて折り目をつける。という感じです。

そのため、あまり太いライン、例えば、まつ毛から13mm以上離れた位置に留めたい。などとなると、糸のストロークが長くなり、取れやすかったり、目が重たくなったり、皮膚がたるんだりとあまりきれいなラインが入らないということになります。
新埋没は、筋肉を強化するので比較的太い無理なラインも綺麗にはいりますが、流石に13mm超えてくると目の解剖、人によっては難しくなります。

切開法は
余分な皮膚や脂肪組織を切除することができるため、ある程度無理なラインを作ることが可能ですが、皆様が思っているように、どんなラインでも切れば必ずそこにラインが入る。という単純なものではありません。
皮膚と眼窩隔膜に瘢痕(かた)を作ることによって、目を開く力で皮膚が織り込まれて二重になります。
上の解剖もよく見てね。

つまり、瘢痕(かた)をつけて二重の人のような解剖にしようという処置です。
処置的には目にも優しく、解剖学的にも組織にダメージは加えないため、子供さんの二重を希望される場合は、埋没法よりも逆に切開法を勧めたりします。
でも、目を開く力が必要なため、目を開く力がないと綺麗なラインは入らない。ということが重要です。

ハーフタレントが流行った時は、とにかく太いラインをつけたい!という人が急増しましたが、本来日本人の顔は平たく後方に目を引っ張り込む力がそんなに強くないです。
外国の方は、目を開ける力が強く、真後ろに目を開くということに長けていますので骨格的にちょっと違います。
ここらの説明はちょっとマニアックなので、来院していただいた際に気になる方は聞いてくださいね。

当院の処置はあまり腫れないと言っていただいておりますが、もちろん切開法の方が埋没に比べると腫れますのでダウンタイムや二重がとれる恐怖感などいろいろと天秤にかけて方法を選択されることをお勧めしています。

ちなみに、当院の埋没法は何点留めで料金が変わることはありません。
その人の目にとって一番良い方法で留めているからです。
エターナルとかしないの?ということについては、基本的にはしていません。
以前、他院エターナルによって目が開きにくくなり(重くなり)、修正を求めて来院された患者様がいるのですが、その方の修正がものすごく大変でした。
糸自体は深部で絡みついており、瘢痕化が著しく糸を取るだけではラインがはずれないため、全切開+挙筋短縮で瘢痕を全て除去しながら筋肉修正を行うなどが必要でした。
とれないという意味では、強い瘢痕を作るということは大事だし、すごい方法ですが、やはり将来のことも考えると目には優しい処置が一番だと院長は考えています。
綺麗な瘢痕が一番です。
なので、どうしても取れやすい方のみに行っています。
年に一人、二人いるかな?くらいかもです。

目を希望される方は非常に多いので、少し豆知識でした。
分かり難かったかな?