再生医療

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肝斑の方、ニードリング大丈夫です


肝斑で悩まれている方非常に多いです。 1回の治療で夢のように消してあげる治療が正直なかなかありません。 肝斑の原因としては、 ホルモンバランスが関係している方 摩擦・乾燥などの外的要因が作用している方 紫外線などによる光老化が原因の方 ・・・ など要因が多岐にわたっているため、確定診断が難しいです。 原因がわかればその原因を取り除いていくように努めていきます。 もちろん全員に、摩擦や乾燥、紫外線などには気をつけるように指導していきます。 ハイドロキノンや、トラネキサム酸、ビタミンなどを用いて治療するやり方もありますし、 長波長の優しいレーザーを照射するやり方などが一般的です。 とにかく肝斑は炎症を起こしてはいけません。 炎症によって引き起こされる一種の色素異常とも言われています。 困ったことに、中にはレーザー抵抗性の方がいらっしゃいます。 トーニングなどで濃くなってしまう方です。 その場合は、弱い [...]

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肝斑で悩まれている方非常に多いです。
1回の治療で夢のように消してあげる治療が正直なかなかありません。
肝斑の原因としては、
ホルモンバランスが関係している方
摩擦・乾燥などの外的要因が作用している方
紫外線などによる光老化が原因の方
・・・
など要因が多岐にわたっているため、確定診断が難しいです。
原因がわかればその原因を取り除いていくように努めていきます。
もちろん全員に、摩擦や乾燥、紫外線などには気をつけるように指導していきます。

ハイドロキノンや、トラネキサム酸、ビタミンなどを用いて治療するやり方もありますし、
長波長の優しいレーザーを照射するやり方などが一般的です。

とにかく肝斑は炎症を起こしてはいけません。
炎症によって引き起こされる一種の色素異常とも言われています。

困ったことに、中にはレーザー抵抗性の方がいらっしゃいます。
トーニングなどで濃くなってしまう方です。
その場合は、弱いレーザーでも治療をすることはお勧めしていません。

とすれば、どうする?

肌条件自体を変える必要があります。
つまり、色素異常を根本から変えていく必要があるということになります。
原因としては、異常血管が原因とか、色素が深部細胞にトラップ(捉えられていて)されていて排出できない。
などさまざまな原因が言われていますがはっきりとはまだわかっていない印象です。

そこで、レーザー以外の方法ではハイドロキノンやビタミン、シスペラチンなど基礎から行う方法。
あるいは、ニードリングをお勧めしています。

針刺して大丈夫なの?
炎症起きないの?
悪化しないの?
と思われる方もいると思いますが、
ニードリングは 炎症を起こさないということが実証されています。
TGFβなどのサイトカインの関係なんですが、ここは難しいので割愛しますね。
実は論文もしっかり出しています。(私の名前も載ってますよ)
なので、ニードリングを行いながら穴が空いたところにイオン導入でビタミンを沢山深部まで届けることが重要です。
穴をあけるだけではもちろんダメです。
もちろんアフターケアをせずに乾燥させたり、日焼けしたりもダメですよ。

その点を注意していただければ、むしろレーザー抵抗性の肝斑の方にはニードリングで大丈夫です。
肌自体を新生させて、メラニンともども排出させていきましょう。
 




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ニードリング・ダーマローラ・ダーマペン 違いは?


最近?ダーマペンが一般的に普及し、よく患者様に聞かれるようになりました。 その疑問に今回は答えたいと思いますー 「ダーマペン」と「ニードリング」の違いはなんでしょ? 昔から私のブログを見ている方はご理解いただけているかもしれませんが。。 まず、皮膚に針を刺して肌を綺麗にすると言い出したのは、エンビロンの創始者 デス・フェルナンデス先生です。 彼がその説を唱え出した当時は、 傷跡作って大丈夫なのか?? 本当に綺麗になるのか? 長期的にみても大丈夫か? 回数重ねてもダメージはないのか? などいろいろと彼自身バッシングを受けました。 それに対して研究を重ね論文を発表したりコツコツと年月を重ねて、大丈夫であることを証明し現在に至ります。 彼自身が作った針の道具と一連の操作をニードリングとデス先生がネーミングしました。 日本に初めてニードリングが導入された際に、お手伝いしたので彼の熱意ももっともです。  [...]

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最近?ダーマペンが一般的に普及し、よく患者様に聞かれるようになりました。
その疑問に今回は答えたいと思いますー

「ダーマペン」と「ニードリング」の違いはなんでしょ?

昔から私のブログを見ている方はご理解いただけているかもしれませんが。。
まず、皮膚に針を刺して肌を綺麗にすると言い出したのは、エンビロンの創始者 デス・フェルナンデス先生です。
彼がその説を唱え出した当時は、
傷跡作って大丈夫なのか??
本当に綺麗になるのか?
長期的にみても大丈夫か?
回数重ねてもダメージはないのか?

などいろいろと彼自身バッシングを受けました。
それに対して研究を重ね論文を発表したりコツコツと年月を重ねて、大丈夫であることを証明し現在に至ります。
彼自身が作った針の道具と一連の操作をニードリングとデス先生がネーミングしました。
日本に初めてニードリングが導入された際に、お手伝いしたので彼の熱意ももっともです。

その後、肌に針をさすことが効果的と認知されだすと、
「ダーマローラ」がいろいろなメーカーからヨーロッパ、アジア、アメリカからと世界的に発売されました。
ネットでも購入可能なので、自宅でもやっている。という方がちらほら見られだしました。
今もかな?
なので、「ダーマローラー」は針の道具の名前ということになります。

その後、、、
「ダーマペン」が発売されました。
ダーマペンは針が電動で出し入れされるのを肌にあてる感じです。
なぜダーマペンがニードリングよりも普及しやすいのか。という点においては
やっぱり一般的には施術した効果が誰がやっても一定であることが採用する側には魅力です。
ニードリングはやる人間によって結果(効果)が異なるという点があります。
そのため、講習会などをもうけて技術指導を行っていたわけですが、なかなか難しいので普及しにくいという現実がありました。
その点ダーマペンは機械化されているので施術する医師によって効果が異なるという点が避けられます。
また、出血量も少なく、痛みも少ないため。
やられる側も楽です。

痛みやダウンタイムが強い治療というのは、やっぱり患者様と信頼関係がないとやりにくいし、続きにくい点があります。
なのでそこそこのダウンタイムとそこそこの痛みが理想的ではあります。

時々
ダーマペン人気だけど採用しないの?
と患者様に聞かれますが、
「採用しません」
なぜなら、効果がニードリングの方が断然強いからです。
施術者によって結果が異なる技術の方が私は好きなのです。
痛いけど、、、ダウンタイムがあるけど、、、結果が強い方が良い!!
というわけです。

痛みとダウンタイムを抑えて皮膚に穴を開けるという点では、ダーマペンよりはピコフラクショナルで良いかなと思っています。
深度も出力で細かく調整できますし…

やるときは「がっつり」やって「がっつり」結果をだしましょう。

針についてはいろいろな種類があります。

    

ダーマローラを持ってニードリングを行うということです。
ニードリングは施術の名前。ダーマローラはものの名前ですね。

あぁ。ややこしや。
 


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脂肪移植〜最近の動向〜


4月に形成外科学会総会がありました。 場所は東京だったので、悩みに悩んだ結果 やっぱり自粛しました。。。 形成外科専門医を維持するためには、5年間に決められた受講基準を達成する必要があります。 なので、もちろんネットで後日受講ができるわけです。 ありがたいシステムです。   最近トピックス的に暑いのが、脂肪移植なんですよね。 やっぱり形成外科医的には、ヒアルロン酸などの異物よりは自家組織にこだわるという点もあると思うのですが。 昔からいろいろと行われている脂肪移植。。。 乳癌の人の乳房再建にたいし、脂肪移植を保険適応でできないか。 という議論が数年前から行われています。 少しずつ少しずつ内容が具体化され、近い将来OKとなりそうな感じはしますが。 国として気になるのが、美容外科診療との境界が不明瞭。という点もあるようです。 まぁ、その点は医師と患者間の関係を信じてもらうしかないのですが。 現在も [...]

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4月に形成外科学会総会がありました。
場所は東京だったので、悩みに悩んだ結果
やっぱり自粛しました。。。

形成外科専門医を維持するためには、5年間に決められた受講基準を達成する必要があります。
なので、もちろんネットで後日受講ができるわけです。
ありがたいシステムです。
 
最近トピックス的に暑いのが、脂肪移植なんですよね。
やっぱり形成外科医的には、ヒアルロン酸などの異物よりは自家組織にこだわるという点もあると思うのですが。
昔からいろいろと行われている脂肪移植。。。



乳癌の人の乳房再建にたいし、脂肪移植を保険適応でできないか。
という議論が数年前から行われています。
少しずつ少しずつ内容が具体化され、近い将来OKとなりそうな感じはしますが。
国として気になるのが、美容外科診療との境界が不明瞭。という点もあるようです。
まぁ、その点は医師と患者間の関係を信じてもらうしかないのですが。

現在も美容診療で度々行われている脂肪移植。
顔をふくめお尻など色々なところに移植可能です。
幹細胞脂肪移植が可能になったとはいえ、吸収率の個体差、しこりのリスクなどはないとはいえません。
だけど、必要に合わせ常に技術を向上させる努力はしていきます。

保険適応になると、もちろん形成外科専門医であることは必須条件な上に、脂肪移植認定医も必要で、さらにハードルをあげるのが、国に認可された脂肪吸引や遠心分離機など 機械を全て揃え直さなければならなくなりそうです。

うちのように保険も美容も行なっているクリニックでは、すでに全ての器具が揃っているのに、使えなくなる!?ということになります。
なかなかのハードルですが、患者さんのためには致し方ないかもです。

どちらにしても今後もしばらくは暑い議論が続きそうなので、形成外科専門医として見守っていこうと思っています。
情報を待っている方、もうしばらくはご辛抱を。

 
 



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