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腸の働き 2消化 3吸収 4排泄


2消化 腸が食べ物を消化するのは当たり前ですが、実は腸内細菌が働いてくれているから消化できます。 腸には200種、100兆個もの腸内細菌が住み着いていますが、これは個人差があり、指紋のように人それぞれ違います。 人には消化できない食物繊維やオリゴ糖を分化してエネルギー源(短鎖脂肪酸)にしてくれます。 少しでも楽に働けるよう、よく噛んで食べてあげましょう 3吸収 体外から取り込まれた異物を栄養素として吸収OKにする一方で、有害な病原菌はシャットアウトする究極の分別が腸では常に行われています。 それも腸内細菌さんがせっせと働いてくれています。 免疫力を育て、腸粘膜を正常に保ってくれているのも腸内細菌です。 抗生剤などを飲んでお腹を壊してしまう方は、自分の腸内細菌がダメージを受けやすい。と言うことになります。 有害な病原菌と共に自分の腸内細菌も抗生剤でやっつけられちゃう。と言うことですね。 腸内細菌がダメージを [...]

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2消化
腸が食べ物を消化するのは当たり前ですが、実は腸内細菌が働いてくれているから消化できます。
腸には200種、100兆個もの腸内細菌が住み着いていますが、これは個人差があり、指紋のように人それぞれ違います。
人には消化できない食物繊維やオリゴ糖を分化してエネルギー源(短鎖脂肪酸)にしてくれます。
少しでも楽に働けるよう、よく噛んで食べてあげましょう

3吸収
体外から取り込まれた異物を栄養素として吸収OKにする一方で、有害な病原菌はシャットアウトする究極の分別が腸では常に行われています。
それも腸内細菌さんがせっせと働いてくれています。
免疫力を育て、腸粘膜を正常に保ってくれているのも腸内細菌です。
抗生剤などを飲んでお腹を壊してしまう方は、自分の腸内細菌がダメージを受けやすい。と言うことになります。
有害な病原菌と共に自分の腸内細菌も抗生剤でやっつけられちゃう。と言うことですね。
腸内細菌がダメージを受けると、免疫も落ちるし、真菌(カンジダ)がはびこったり、腸内の粘膜がただれたりと、大変な事態になります。
腸粘膜の状態が悪く、タンパク質が大きなまま体内に侵入することで、食物アレルギーを引き起こすとも見られています。
腸内細菌を増やして丈夫な腸粘膜を作りましょう。

周りの菌とおおらかに接することで腸内細菌叢が豊かになると言われています。
子供が色々な物を口に入れてしまうのは気になるとは思いますが、そうする経験で腸内細菌が育まれます。
あまり、無菌、殺菌にこだわり過ぎるとアレルギーの多い子供に育つ可能性もあります。
何事もやりすぎてはダメですよ。

4排泄
体内の不要物を体外へいかに出し切るかが病気予防において重要です。
ここで重要なのが、腸内細菌が作る短鎖脂肪酸です。
腸を動かす、粘液の産生・分泌、腸壁細胞の保護、肥満予防、免疫機能の調整など多くの働きをしてくれます。
偏った食事だと、その栄養素を好む細菌だけが増えて、腸内細菌の強弱のバランスが乱れる原因になります。
そうすると排便作用に支障が出て便秘になり、不要物が溜まり、さらに便秘に、、、という負の連鎖です。

食物繊維を取れば腸には良いのは知ってますよ。と声が聞こえてきそうですが。
食物繊維も水溶性と不溶性があります。
水溶性は便の水分を保持して排便をスムーズに。
不溶性は不要物をキャッチして体外へ。
水溶性食物繊維はリンゴや海藻、こんにゃくなどですが、腸内細菌の餌になります。
不溶性はサツマイモや牛蒡に多く含まれています。
なので、1種類のみをずっと食べ続けるよりは、色々な種類を食べることが推奨されます。
それぞれ役割が異なりますよ。

腸内細菌のバランスが崩れると、おならや便が臭くなります。
くさっ!!と思ったら危険信号
腸内細菌さんが困っています。

単純に消化吸収排泄と言ってもなかなか奥が深いですね。
人にもその腸内細菌にもそれぞれ個性があります。
一つのものでずーっと行くのはなかなか難しいです。
色々な物との交流で、強くなっていきます。
バランスって難しいですが、臨機応変にいきましょう。


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