今日はせっかくのお休みなのに、近畿厚生局へ呼び出されました。。。集団的個別指導です。
医師免許は、医学部に入って国家試験を合格すればもらえます。なので医者(医師)というのは医師免許を持っている者です。
今回は医師の中でも保険を行える、保険医に対する指導です。厚生労働省が管轄している分野は全て細かなルールがあります。
保険医になっていない医師が保険診療をすることはできません。なので、一般的な美容外科に行っても保険診療はしてもらえません。そこにいる先生達は医師であっても保険医ではないからです。
また、何科なのか?何を専門としているのか?については国が定めるルールはありません。つまり、明日私が眼科をする!!と言って眼科クリニックになっても国に咎められることはありません。ただ、技術が伴ってないのでやらないですけど。
なので昨日まで内科や麻酔科医の先生達が、明日から美容皮膚科医、美容外科医になる!!と言っても問題ないです。
研修医から専門専攻をせずに美容に行ってしまう若手医師が多く、現在問題になっていますが。。。規制は今のところありません。今後対策をしていくと、国や学会は言っていますが、なかなか規制は難しいのかなと思います。
ただ、技術や知識は医師によって決定されるだけなのです。
一般的に分かりにくいですよね。
そこで国としては専門医。というものを設けています。専門医は専門医機関によって厳重に管理されているので、なりたいっと手を挙げてもなれません。教育認定施設に登録されている病院で、何年以上の診療実績(形成外科なら8年など)と、執刀した症例数や経験値などが厳重に管理されます。なので、専門医を持っている医師はその分野の技術が保障されていますよ。という証になります。
専門医はなかなか厳しい門なので、持っていない方もたくさんいらっしゃいます。持っていないから悪い。というわけではもちろんないです。あくまでも国が定めた制度です。
専門医も持っていないとできない手術、持てない資格もたくさんあります。インプラント認定医なども形成外科専門医がないとなれません。美容外科専門医も形成外科専門医がないとなれません。逆に形成外科専門医があると、どちらも申請と少しテストを受けるとなれます。専門医がいかに重要かがわかると思います。
国の管理がどこまで及ぶのかにも限界はあるとは思いますが、今後の医療レベルの維持を考えると少し対策した方が良いのかも知れません。医師(保険医)不足が叫ばれてますしね。
ただ、国のルールは結構厳しいし、面倒。。従いたくない方もいるのでしょう。分からんでもないけど。ちゃんとした方が良い。基礎は。
さて、頑張ったあとは、スーパームーン一日前をしっかりと目に焼き付け
美味しい焼き鳥を医師仲間と頬張りました。
頑張った後にはご褒美がないとね。