福井に開業して初めて、
福井赤十字病院の医療連携会に参加してきました。
福井赤十字病院は京都大学系列の病院になります。
色々な先生が、よく入れ替わるのはそういった理由があります。
ただ、福井赤十字病院が大好きでずっと勤め上げていらっしゃる先生達も大勢います。
私にとっても昔の勤務先です。
この病院に派遣されたという過去がなければ、今ここで開業している事もないので、人生の分岐点上非常に重要なポイントです。
私が福井赤十字病院の形成外科長を3年ほど勤め、退勤してから、もはや10年ほど前になりますか。
異常な早さです。
福井に初めてきて、日赤で3年いる間に福井っていいところだなぁって思っていました。
そのころは、形成外科も少なく、福井に形成外科があった方がみんなの為になるかなと。
真剣に考えた若かりし私でした。
その間に院長先生が3回変わっておりますが、全員まだ見知った先生達で安心感があります。
美容形成外科医になったことに対し
あんなに激しい手術をたくさんされていたのに物足りないとかないのですか?
勿体無い。
など。といって頂き恐縮です。
しかし、美容の手術も非常に細かく繊細で、患者さんの人生の重要な役割を担えるので
全く物足りないなどありません。
今までに色々な大きな手術をしたことを全て応用して成長できます。
昔から変わらず、去年よりは今年の自分が手術が上手くなることを年々の目標にし、頑張っています。
去年よりも今の方が下手だなぁ。
と自覚した時点で引退なんですかね。
外科医って。
技術と経験は積み重ね。
先日京都大学形成外科名誉教授が悲しいことに亡くなられましたが、以前お会いしたスピーチで
「一旦開業をやめてのんびりしてみたけど、すぐに飽きた。
やっぱり仕事をしている方が体調が良いのでもう一度開業します。」
とおっしゃっていたのにものすごい衝撃を受けたのをいまだに覚えています。
一生忘れません。
そう考えると、経験値が上がりすぎた賢者には引退の文字はないのかもしれません。
私の将来はどうなるか?
まぁ、日々の生活に全力で挑む先に未来はあるでしょう。
皆様も一日を大事に過ごし、とにかく無理せず楽しく一生懸命。
頑張りましょう!