まぶたの厚みとは?
一つは脂肪や皮下組織が多いということ。
もう一つは皮膚が厚いということです。
まぶたが厚いと糸でできない人がいますか?という問いに対しては
まぶたが厚いから、二重にできませんと。
断る事は基本的にはありせん。
ただ、目が開かない方(先天性眼瞼下垂など)は二重を作ることができない方はいます。
また、本人が望むかなり太めのラインは無理だったりします。
この方はいつもブログ見てて、先生困っているので写真使ってもらって大丈夫ですよ。
と言っていただきました。
ありがとうございます。
まぶたも人によって全然状態が異なるので、皆様の参考になればと。
まぶた的には硬く、厚いタイプのまぶたです。
目を開くのも苦手なので、眉毛とまつ毛の間が開いてしまっています。
若干逆まつ毛になってしまうかのようにまつ毛の上に皮膚が乗っかっています。
まつ毛の上に皮膚が乗ってしまっている方は、年齢に関わらず 全切開 がお勧めです。
ただ、初めから切るというのはハードルが高いのもありますし、切開は目を開くことができる方にしか行うことができません。
本人も切開は希望されなかったため、まずは糸で行うこととしました。
新埋没を行い、開眼を改善させ、少し上目にとめることで皮膚のたるみを堰き止めました。
ペンのラインがまつ毛から10mmの位置です。
一般的には太いラインですが。。
まぶたが厚く、皮膚が余分な方は、実際止めるとライン的にはあまり太くないと感じてしまいます。
糸を止めた後3年経過。
新埋没によって目の開きは改善し、眉毛とまつ毛の間の距離が縮んでいます。
この目も綺麗です。
ただ、,、
本人より、もっと太いラインが良い。との申し出を受けました。
糸が取れてから考えても良いのでは?とお話ししましたが、ラインをしっかりさせたいとのことで全切開希望です。
もちろん前の糸が取れていなくても手術は可能です。
若くても、少ししっかりめに瞼の皮膚をとり、脂肪の処理も追加します。
もちろん脂肪処理は最小限度しか取りません。
20年後のことを考えて。。。
術直後です。
すごく腫れてます。
腫れは本当に個人差があります。
1週間は気合い入れてください。
全然腫れない人もいますが、腫れるっと思って手術決断してくださいね。
時々、先生お願いします。
先生の腕で腫らせないでくださいって懇願されるんですが。。。
腫れる時は腫れちゃいます。
すいませんっ。
→
全切開3ヶ月目です。
目も開けやすく印象がだいぶ変わったと喜んでいただけました。
一番初めの写真を横に並べるとわかりやすいのですが、拡大率は一緒。
縦幅が大きく異なります。
つまり目の開きが改善したことと、余剰皮膚を除去したことで、眉毛の位置が下がり、目力が増しました。
ラインを太くしたいが、ナチュラル希望。
気に入っていただけて本当によかったです。
瞼の状態は人によって全く解剖が異なります。
その人の希望のラインと、状態で決まります。
一緒に相談して決定しましょう。