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グラマラス形成〜下制術

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最近の下制術。
異常に下げて欲しいという方が多い印象です
おそらく、アニメの影響が強いのか!?
TikTokや、プリクラなどでの画像修正の影響が強いのか!?

アニメのキャラクターなど、異常に目がでかい。ですよね。
それを目指すと、目を閉じた時に隙間が開くよ。と伝えているのですが
それでも良い。という方がいます。

先生は心配です。
でも、みんな幸せそうです。
ただ、歳をとると通常下眼瞼は下がります。
この子達が加齢変化が生じた時にどうなっているのか。など気になるところです。
もちろん将来修正も可能ですので、もちろん行っているわけですが。
ずっと美を目指す方は、きっと大丈夫なのかもしれません。

方法としては、経結膜的下制術。
瞼の中から行う方法と、
経皮的下制術。
皮膚を切って行う方法があります。

傷跡がつかないのは、結膜からのアプローチですが、下げる量には限界があります。
なぜなら結膜側から強く引っ張ると、皮膚側からのバランスが崩れまつ毛が 内反するからです。
まつ毛が内側に向いちゃいます。
その後皮膚が硬い方はある程度戻ったりもします。

経皮的なアプローチは傷はつきますが、内反外反のバランスをとることができるので
後戻りも少ないです。
皮膚が硬い方も安定して下げられます。
それこそ少し目が開いているよ。という解剖を無視した下げ方も可能です。
もちろんお勧めはしませんが。

例えばを提示します。
経結膜アプローチです。

術前

術後

これ以上下がると三白眼。
つまり下の白目が見えてしまうのでこの程度が1番可愛いと思ったのですが…
デカいコンタクトをつけた時の目でいい感じにしてほしいと、さらに下げて下さいと後日お願いされました。



はい。さらに下げました。
お分かりでしょうか。
少しまつ毛が内反してます。
まつ毛が立ち上がってますよね。
結膜側から異常に引っ張るとどうしてもこうなります。
皮膚側を切って治す事も可能ですが、本人は気にならない。との事で、このまま経過を見ております。

皮膚の硬さなどは人によって異なりますし、外眼角形成の靭帯移行でも下がるので、その人それぞれで方法は変えた方が良いかな。と思います。

でも解剖学的な事はあまり無視しない方がお勧めですよ。
長い経過の解剖重視がお勧めです。