アートタトゥーとかメディカルアートメークとか、、、色々な呼ばれ方をされていますが、基本的には刺青です。
でも、刺青とアートタトゥは全く別物と位置付けられています。
解剖学的に決定的に異なる点は、、、刺青は皮膚全層に墨が入っている(深い!!)ので半永久的に色素が残ります。むしろこれを取りたいと来院される方が多いわけです。
メディカルアートタトゥー(メイク)真皮表層(浅い!!)に入っているので、基本的に2、3年で色素が褪色します。つまり何もしなくても薄くなってくる。というわけです。時々、何年も前に入れたのに消えない!!消して欲しい!!と来院される方がいますが、それはおそらくメディカルアートタトゥーではなく刺青を施術されているのだと思います。
メディカルアートタトゥーはピコレーザーで消す場合も、浅いのですぐ消えます。1、2回ですかね。
なので、時々ここだけ消して欲しい。とか形を整えに来院される方もいますが、結構綺麗に消えるのでそこは喜んでもらっています。
もう一つ基本的に異なる部分としては、アートタトゥーは医師あるいは、看護師免許を保有している者しかできなくなりました。昔は誰でもできたんです。なので、ネットで刺青の機械を購入してマンションの一室や美容院でやっているところも多かったですよね。
今は法律で禁止されています。看護師も医師の管理下で行わなくてはならなくなったので自分でサロンを開くとかできなくなりました。色々あり厳しくなったようです。
さて、医師免許がある場合は、逆に訓練しなくても刺青、アートタトゥーを入れても法律的には怒られません。なので、乳がん術後の乳輪乳頭再建の刺青もみんな頑張って医師どうし練習しあってやっているのです。
最近は技術も向上してきて、眉毛も3Dや4Dと言われている時代です。
なんと乳輪乳頭も今や3Dと。
どれどれ。最近の技術を学ぼうということで、大阪まで講習に行ってまいりました。
タトゥーは色を入れ込む時代は終わり、入っていただく時代になっています。(なんのこっちゃ?)
つまりデッサンを描くように色を入れていくわけです。昔のように色を入れれば良い。ということではないのです。濃淡を整えながら色を入れる。
講習時間7時間。
デッサンから始まり、シリコンシート、胸の形のシリコンへと何回も練習です。学生のように頑張りました。
どうですか?限られた時間でのタトゥーですが、デッサンも全て私作ってます。ちょっと立体的に見えてます?
なるほど、今までとは確かに違う。めちゃくちゃ休日に頑張った。
ランチ1時間休憩タイムも、みんなコンビニで済ませていましたが、周囲のモダン中華に1人で出かけ、すいませんっ時間ないので全部持ってきてもらってもいいですか?と。飲茶コースランチを食べ、お洒落カフェでカフェラテを飲み。少なからず大阪満喫して帰ってきました。わずか40分の出来事でしたよ。
大阪の人から言うと、福井って日帰りできるんですか!?とかなり驚かれていましたが。全然余裕ですよね。
いやしかし、、、実際はとても疲れましたが、スキルが上がることでみんなが喜んでくれると嬉しいです。
乳がん再建後、乳輪乳頭つけていない人も多いので、手術までは嫌だけどっていう方はぜひご検討くださいね。