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埋没法も進化してます

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糸でとめる二重手術ですが。
昔はシンプルに埋没法。などと言われていましたが。
最近は手術手技についても複雑化されている感じですよね。

大きく分けると。
埋没法:臉板(軟骨)と皮膚をつなげる。シンプル。
埋没法(挙筋法):目を開ける筋肉に糸をかけた後、臉板(軟骨)と皮膚をつなげる
で良いと思うのですが。

それ以上に細分化されていますよね。
1点、2点、3点、4点、5点、6点。など
また、脂肪を取るとか。
皮膚法、結膜法とか。

実際何が正解なのか。
皆様も混乱しているのでは?

私の瞼は脂肪取らないとできないと言われた。。。
糸では無理と言われた。。。
などと他院相談もありますが。
実際は、そんな人はいない印象です。
⚪︎⚪︎でなければ、できない。ということはないです。

だけど、望むラインによってはもちろんできるできない。
はあるとおもいますが。
二重にできないということはありません。

何点でとめるか、というよりも確実な引き込みを行うことが最も重要で。
さらにいうと、いかに取れない糸を目の中に留められるか。
しかも、目に優しく。ということですよね。

実は、私も普通の結紮方法。
外科結紮(糸を結ぶやり方)でずっとやっていたんですよ。
何十年も。
ほとんどトラブルがなく。。。
ただ、年間1~2%前後の方がなぜかラインが取れたり。などはありました。
100人に1人くらいのエラーはしょうがないかな。
ともちろん無料修正や、麻酔修正をしていました。
学会の発表を聞いていても、12%などの統計があり。
逆に、私の結果は良い方だなぁとある意味満足していたのですが。。。

3年ほど前に行った方で2回連続でラインが取れてしまった方がいて
その方に物凄く憤慨され、修正拒否されました。
医師歴20年で初めての経験でした。
2回も取れるなんてありえない!!という気持ちわかります。
料金云々ではないですよね。
無料で修正だからいいわけではないです。

なんとかそんなエラー自体もなくしたい。

そこで絶対にほどけない結紮(糸結び)を開発しました。
キャンプやる人や釣りをやる人には伝わる、絶対結び目がほどけない方法です。
結び目もとっても小さくしています。
これに変えてからは、さらにトラブルが減りました。
なので、当日にコンタクトもOK,化粧もOKです。
顔だって洗えますよ。

ただ、エラーゼロにはやっぱりできないんですよね。
糸の結び目を作る時に最も大事なのが、その人の皮膚の厚みや組織圧を考慮し
最適な圧で糸を調整してとめるわけなのですが。
時々すごく皮下組織が脆い方や、皮膚が薄い方、麻酔によって異常に腫れて組織圧前後が大きく変わる方などは組織が外れてしまったり、思ったよりも糸がたるんだりすることもあると思います。
糸だって、完璧は無理です。
切れやすい不良品があるかもしれません。
ほとんどないとはいえ、その場合はちゃんとその人の組織柔軟性・組織圧を把握して修正しましょう。

ただ、糸が緩んだり、ほどけたりするリスクはないので、
糸が切れたり、組織がちぎれない限りは 二重が取れることはないので
かなり皆様にかけるストレスは減ると思います。

二重になると自己肯定感が上がる!!
と喜ばれる方が多い印象です。

色々な止め方がありますが、案外シンプルで確実なものが良いのかもしれません。
本人の望むライン、その人の解剖に合わせて相談の上決定しましょう。