皆様と話していると、なんと便秘の多いこと。
カマグや防風通聖散飲んでます。
結構長く・・・
と言う方が多いです。
もちろん腸の環境には良くないです。
そこで、健康と美容にとって重要な腸の働きのお話をしようと思いますよ。
今回はこの本を、要約して皆様にお届けします。
クリニックにも置いているので、より詳しく読みたい方はお持ち帰り下さいね。
腸は消化のためだけに存在しているわけではないですよ。
1:合成
腸内ではビタミンやホルモン、酵素などが作られています。
酵素は食べた物の消化吸収、呼吸、筋肉の動きなど生命活動に重要に関与しています。
その中でも消化酵素は、腸と腸内細菌が協力して作っています。
食品からも酵素を摂れそうですが、加熱すると働きが失われますし、生でとっても胃酸でやられるので、栄養素にはなるけど、酵素として体内で機能することは基本的にできません。
なのでちゃんと自分の腸内で作ってもらわないとだめなのです。
腸内細菌が作るビタミンは、ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、ビタミンK2、葉酸です。
ビタミンサプリを飲むよりも、腸内細菌に作ってもらう方が多種に渡りますよね。
腸内細菌のバランスが乱れると、ビタミンがうまく合成されないそうです。
ホルモンとは、情報を伝達する物質で、体の内外で起こったことを各器官に伝え、それぞれの機能を誘導する生理活性物質のことです。
消化関連のホルモンはもちろんですが、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの90%は腸にあります。
脳にはたったの2%。
セロトニンは精神を安定させて幸せな気分にしてくれるホルモンです。
セロトニンは腸にあるEC細胞で作られますが、それを腸内細菌がサポートしています。
なのでイライラすると食べたくなるし、お腹が膨らむと幸せーっ生きててよかったぁってなるわけです。
ダイエットする人には耳が痛い。。
自然現象ですね。
その他にも、細胞のエネルギー源になり、腸のぜん動運動を刺激したり、病原菌毒素から腸を守る短鎖脂肪酸や、アンチエイジング成分であるポリアミン、抗酸化作用のある水素も腸内細菌が作っています。
これだけでも、腸ってすごい働いてる。
腸内細菌様って感じですね。