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難治肝斑もニードリングですよ

投稿日:
テーマ:
再生医療,レーザー

シミの悩みは尽きないものですが、シミも色々なタイプがあります。
大体は、PICOトーニングやPICOショットの組み合わせで洗濯したように綺麗になりますが。。。


時々、レーザー抵抗性の色素斑、つまり肝斑が存在します。

当院のピコトーニングは名前はわかりやすいようにトーニングと表記していますが、トーニングではありません。
トーニングとは出力ものすごい優しい光をパラパラっと肌に照射するというプロトコールです。
当院では出力やあて方もプロトコールとは全く異なるため、名前自体本当は変えた方が良いのですが皆にわかりやすいように変えていません。
生やさしいものではなく、がっつりとハイパワーでものすごい発数をあてています。隅々まで。

なので、当院のトーニングで取れないものは、レーザー抵抗性。
つまり難治性肝斑や色素異常と位置付けます。

単純にメラニンを破壊したり、メラニンの生成をレーザーで抑制できないタイプです。
逆に、レーザーによる熱の影響や、微々たる炎症などで悪化してしまうタイプです。
もちろん肝斑は紫外線や、摩擦などでも悪化します。
頑張って洗顔を細かくしてしまう人ほど肝斑が濃くなったりするので、その辺りもしっかり注意して指導していきます。

じゃぁ、そういう場合はどうすれば良いのか。
自分の細胞自体に働きかけ、メラニンの生成異常を修正し、代謝によって自分自身の細胞にメラニンを押し出してもらうしかありません。

極端にいうと、イオン導入やビタミン、ハイドロキノンなど基礎によって改善可能な方もいますが、それだけでは全く変化に乏しい方もいます。

その場合は、やはり細胞自体の活性を上げてあげましょう。
IPLやRF、フラクショナルなどもありますが、熱による細胞応援よりは、効果の強いのはやっぱりニードリングです。

穴を開けること自体に抵抗がある方もいるのですが、ニードリングは熱損傷を与えることなく綺麗な穴による修復力を誘導します。
炎症細胞は遊走させないとエビデンスも得ています。論文もあるよ。
電のこで切られるよりは、日本刀で切られたい。みたいな。

また、穴が空いたところにビタミンや細胞を活性化させるセラムをじゃんじゃん入れられるので、肌に直接塗るよりもたっくさんの栄養素を肌の内部まで届けることができます。

なので、穴を開けた後に導入を行うことが重要とも考えていますよ。

目の下に張り付いたような色素。
結構治りにくいのですが、基礎との組み合わせで戦っていきましょう。

今回お写真をお借りしたのは、トーニングを1クール受けたにも関わらず、肝斑が取れなかった患者様です。
本人もショックなんですよね。
トーニングしても肝斑残っていると。。。

この時点でニードリングをお勧めしました。
頑張ると言っていただき、嬉しかったです。

全顔ニードリング8万円(頬5万円)リスク副作用:腫れ、内出血、A反応など

ニードリングでかなり綺麗になりました。
本人も、びっくりです。

元々は肝斑が目的でしたが、今は肌を綺麗にするため、さらに頑張っています。
すごく気に入っていただけたようで、
上記は1回の効果の写真ですが、その後定期的に受けられているので
今はもっと綺麗です。
肌にハリも出てますよね。

肌トーンごと白くなりながら、たるみも取れながら、色素異常も治療していく形なので。

時々、レーザーだとたるみにはHIFU、シミにはPICO、毛穴にはフラクショナルとか色々しなきゃダメでしょ。これだけで本当にいいの?と聞かれますが、ニードリングはこれだけで大丈夫ですよ。とお伝えしています。

表面のくっきりとした老人性色素斑タイプのシミは、レーザーで1回で破壊する方が早かったりもしますが、基本ニードリングは全てに効果的です。

その人その人で治療効果には個人差がありますが、肌自体を若返らせる治療がやっぱり一番かなと思います。

再生医療興味のある方は、お勧めですー