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PRPはボリューム治療ではないですよ

投稿日:
テーマ:
再生医療

本来PRPは深部組織の修復を行う治療で、決してボリュームを作る治療ではないです。
結果的にボリュームもつくれますということです。

ゆるんだリガメントや、痩せてしまった脂肪や骨、筋肉組織を自分自身が作り出したコラーゲンにて修復します。
そのため、注入部位を考えてかなり細かく整復する必要があります。
注入の仕方はヒアルロン酸とは全く異なった注入方法です。
特に添加入りのものは、かなり注入技術が難しく、手術に準じた治療だと思ってもらって良いと思います。
施術者によって大きな違いが出ます。

PRPの治療が行われ始めたのは、1998年頃です。
現在で約27年続いています。
なので、初代治療を行い、その技術を広めていった先生たちが少しずつ引退しています。
また、このご時世の中、残念ながら治療自体をやめてしまった先生もいます。

なので、今のPRPを行っている先生たちの中には、教えてもらった人から教えてもらって、さらにその人から教えられて。
など、初代の教えを引き継いでいる方が本当に少ない。
ヒアルロン酸のような打ち方はだめです。
ヒアルロン酸はボリューム治療ですが、本来はPRPはボリューム治療ではないです。

私が初めてPRPを受けたのは約20年前です。
初代の先生に教えてもらいながら自分の顔の注入を受けました。
初めての本格的な治療経験で、自分もドキドキ、教えてもらうために真剣でした。
その後、10年以上治療をしていませんでしたが、輪郭形成のブログの写真を撮りたくて、約8年前にもう一度自分でしました。
ζは注入技術が難しいので、添加量はごく少量にしてますが。
右の顔は右手、左の顔は左手で注入します。
鏡を見てやるので、なかなかのテクニックですよ。

PRP自体の効果は半永久(なくなるものではなく、歳はとる)なので、そんなに頻繁にする必要はないのですが、ニューリバイブの方は、時々ニードリングと一緒にやっています。
自分自身の成長因子を応援する目的ですね。
基本は自己再生力でやってますよ。

PRPの重要な点は、あくまでも深部組織修復です。
本人の細胞にコラーゲンを作ってもらうので、修復能力に個体差はありますが、作られたコラーゲンがなくなることはありません。
添加因子は、ボリュームを作るために行うのではなく、本人の細胞のアシストで少しだけ添加することが重要です。
なので適切な治療を行えば、そんなに怖い治療ではありません。

ヒアルロン酸は、入れすぎると皮膚と筋肉の間に異物が入るので、動きが阻害されます。
なので無表情では問題ないけど笑うとちょっと違和感が出ることもあります。
PRPは自分自身の作り出したものなので、笑っても自然です。
動きが阻害されることはありません。
もちろん移動することもありません。
吸収されてボリュームが減るとシワがよるという恐怖感もないです。

どちらを好まれるのかについては、本人の希望で良いとは思います。
PRPが良い。
ヒアルロン酸がダメ。と言うわけではないです。
ボリュームコントロールはヒアルロン酸の方がお勧めなので、どちらが自分に合うのか。
メンテナンスを含めどうしたいのか。
人それぞれ好みの治療があって良いと思うので。
ちゃんと理解して、行うことが大事だと思います。