ブログ [目]


123[6] 
1件目~5件目 (29件中)
サムネイル

眉下皮膚切除傷跡は気になる?

UP
 

瞼の二重切開が良いのか、眉下切開が良いのか。
私にはどちらが似合うのか。
などよく質問を受けます。

ある程度のたるみが強くなった方、特に外側目尻側のたるみが強い方には
眉下切開がお勧めです。
目の印象を変えたくない方にも眉下が良いと思います。

男性が目を二重にするとどうしてもキラキラとした印象となってしまうため、
顔を変えられると困る。という方も多いです。
眉下切開であれば心配いりません。
自然に昔の顔に戻ります。
たるみが鬱陶しくて、眉毛を上げていた力が弱回るので、
おでこのシワも改善しますし、力が抜けて楽になります。

ただ、見える位置に傷が入るのが嫌だな。
と思われる方がいると思いますが。
実際はほとんどわからなくなりますのでご安心ください。

 術前

手術デザイン
たるみがものすごくひどくても、実際1回で切除できる範囲は10mm前後が限界です。
幅を広く取るには横に伸びる傷が長くなるので、一度で好きなだけ除去できるわけではないです。
ただ、1回で10mmもたるんだ皮膚がなくなるのは手術ならではですよね。
再生医療でもここまではできないので、顔は再生医療でもまぶたは主術が良いよ。
となるわけです。

術後2年

傷跡わかりません。。

時々、眉下切開後何年かして再度切除希望で来られる方がいるのですが、私自身手術をしたことを忘れて説明していると、、、
先生、1回先生の手術受けてますよ?
と言われる事もあるほど傷跡わからない人が多いです。

たるみがあまりにも酷い方。
2回、3回切っても傷跡が目立つ。と言うことはないので、
20mm,30mm たるみを切りとりたい人は、何回かに分けて切除することをお勧めします。

でも複合的に色々な治療を組み合わせること、全体のバランスをとることも重要なので。
バランスについては、本人の希望と照らし合わせて決定していきましょう

 
記事を閉じる
 
サムネイル

小切開の限界と応用

UP
 

二重の切開は怖いけど、糸で取れるのも嫌だから、、、
小切開。
と言う話は以前からしていましたが、
小切開自体は少し限界があります。
特にある程度たるみがある人。
本当は全切開が良いよ。と言う理由にもなるのですが。

前回小切開でお見せした方、
ブログ2023.07.12の小切開の方。
約一年程し、やっぱり外側も切りたい。とのこと
見た目的にはそんなに左右差もなく、全く問題ないのですが、
本人的には右目に比べてなんだか目が重たく感じる。とのこと
なぜかというと。
小切開は、一部切開した部位を中心に自然に皮膚が折り畳まれる。と言うことになります。
 見た目は自然
薄めにしてもらうと

 自分の細いラインの上に、小切開を内側中心に行なっているため、切った部位はくっきりしていますが、
外側がその折り目に沿って折り畳まれる。と言う構造になります。
折り畳まれる時に、少し力がいる。と言うことです。
(本来全切開であれば、全体が新しいラインで折り畳まれるのです)

そこで外側を小切開し、結果的に小切開と小切開がつながって結局全切開に近いよ。
と言う形にします。

 術直後
外そくを1cm程切開し、ラインが繋がるように作成します。
年齢的に外側のたるみが強いため、少ししっかり目に。
ぐいっと上げましょう。
小切開でも多少は可能です。
 術直後

腫れや内出血は前回同様ほとんどなく過ごしていただきました。

抜糸一週間目です。


一週間目で、ほとんど晴れていないです。
二重のラインも重みがなくなってスッキリですね。

薄めにしてもらってわかるように、内側と外側で同じように折れ曲がるので
目が軽く感じます。
まだ術後一週間ですが、ほぼダウンタイムは無しでした。

ただ、たるんだ皮膚を除去はできないので、次に気になる場合は全切開がおすすめです。
小切開には限界があるのですが、それを応用することでダウンタイムを極力小さくすることも可能です。
ただ、初めから全切開の方が早いような。。。気もするのです。

色々な希望があるとは思いますので、個人個人違っていいと思います。
目の解剖も、一人一人違いますからね。
一緒に相談しましょう。
記事を閉じる
 
サムネイル

下眼瞼内反修正+ハムラ法

UP
 

下まぶたは、重力に負けることなく上向きに眼球に接しております。
これって意外とすごいことなんですよ。
眼球から下まぶたが浮くと目が乾いたり、涙がうまく作用しないため大変なことになります。

まぶた自体の構造は、結膜側の支えと皮膚側からの支えで成り立っており、その支えのバランスが崩れると内反外反が生じます。
皮膚側の引っ張りが強いと外反。
まつ毛が皮膚ごと外にむいちゃうので、目が乾く。
結膜側からの引っ張りが強いと内反。
まつ毛が内に向いちゃって痛い。
という具合です。

もともと生まれもって内反の人もいますが、
年齢的なたるみによってバランスが崩れて内反・外反になる人もいます。

今回は、加齢性の変化によって内反してしまった下まぶたを治して欲しい。
どうせ治す(切る)ならたるみもとって欲しい。との要望で来院されました。

内反を修正する切開からたるみとりももちろんできます。
この方の希望としては、若返り過ぎも嫌。
この歳でシワがなくなりすぎるのも違和感でしょ。とのこと
不自然さはなく、若返らせて欲しい。
やりすぎないで丁度良い感じでということでした。
意外とこの要望多いです。
この「ちょうど良い感じで。」と言うのが人それぞれで私の頭をいつも悩ませるのですが。。。

ある程度はバランスを持って若返らせたいので、上瞼のたるみも同時に取ることにしました。
2度に分けて手術することも可能ですよ。とお話ししましたが、やるなら一気にとの希望。
ただ、横になっている時間は2時間ほどが限界とのこと。
上&下眼瞼のたるみ取り(眉毛下皮膚切除&表ハムラ)+内反修正。
途中トイレ休憩、水分補給を含めて 2時間半ほどで終了しました。
局所麻酔だけ頑張ってもらいましたよ。

 術前 
目の際の切開線からアプローチです。

術後2ヶ月

術後5ヶ月


本来の目的はまつ毛が内側に向いているのを治すことです。
外に向いてます。
若返りすぎないように皮膚は取りすぎず自然な形に。
2,3mm程の皮膚切除です。
内部の解剖学的たるみとり(引き締め)のみ行なっています。
ハムラの特徴は、眼窩脂肪を靭帯の下に引き込むと言うことになりますが、みてもらえるとわかるように頬全体が引き上がります。
靭帯を剥がして処理をするので頬全体が引き上がるイメージです。
さらにあげたい人はこの切開線から中顔面リフトもできますが。
しなくても結構上がってますよね。
眼窩脂肪が大きく突出していない方なので、もう少しボリュームがほしいところです。
ボリュームを入れるとさらに若返ります。
が、注入系などは今のところは希望されずです。
下眼瞼脂肪を安易にとっちゃダメですよ。
年齢を重ねると脂肪は減るので、使える脂肪は多いほど良いと思います。

上まぶたのたるみとりも同時に行ったので、私的には若返りすぎたかな。
とドキドキしましたが、本人大満足でさらにエネルギッシュになっていました。
それが何より嬉しいです。
何より目が痛くない。夜中に安眠が取れると言うのが生活の質が大きく改善されたとのことです。
夜眠れないのは辛いですよね。
痛くて目が覚めることはなくなりました。

やりたいけどダウンタイムが、、怖いな。
不自然が嫌。
と言う方も多いかと思います。
ダウンタイムは強いです。
ここは開き直っていただきたいところ。
  術直後です
腫れているのでボリュームもでている感じになります。
若返り過ぎの印象ですが、皮膚をあまり取っていないで大丈夫とこの時点ではお伝えしています。
これくらいの若返りを希望の場合は、脂肪注入やPRP,ヒアルロン酸などでボリュームのコントロールをすることもお勧めです。
内部の縦方向、横方向の引き締めを行なっています。
靭帯を剥がす分、きちんと骨膜に再固定することが重要です。
剥がすだけだと、頬のたるみが全部下眼瞼にかかってくるので中途半端な手術はダメです。
傷は1〜3ヶ月は待っていただく必要があります。
自然な形まで回復します。


最近は下まぶたの手術希望の方が多いですが、手術方法によって色々と異なります。
ただ、バランスが崩れると将来的に色々なことが起こるリスクはあるため、気軽な手術はせず、自分に合った方法を決定しましょう。
手術しなくても綺麗になる方法もあります。
ただ、手術は結果が早い。
ついやっちゃうと言うのが一番怖いですよ。
ちゃんとカウンセリングを受けましょう。

逆に今回の方のように、解剖学的にすでに崩れちゃっている方は、手術以外では治せません。
きちんとバランスを整える手術を受けるのが一番です。
自然、不自然などは個人の価値観もあるため、主治医と相談を。


 
記事を閉じる
 
サムネイル

ケロイドの体質の方の手術は要注意〜下眼瞼〜

UP
 

世の中には肥厚性瘢痕やケロイド体質など
傷跡が予期せぬ結果になる方がいらっしゃいます。
つまり傷跡が目立ちやすいということです。
これは体質的なものなのでなかなか根本的な解決は難しいので
手術、つまりメスを入れるような処置を行う際には十分に傷跡リスクを考慮して決断するようにしてください。

今回写真を使わせていただく方も
元々は乳がんの手術で私が再建をしています。
乳がん手術後の再建の傷跡もドレーン(管)を入れていた部位も、ピンク色に膨らんで辛い。
という状況です。

通常はケロイド体質の方に、顔のオペをすること自体
医師側も本当は嫌です。
傷跡が残るリスクが高すぎるのです。



この方についても、胸の傷がこのように目立っているため、手術は危険であることをお伝えしました。
ただ、「先生が切ってくれたところはマシだからやって。」
と手術をお願いされました。
写真も使って良いよと言っていただいています。

下眼瞼除皺術ですね。
年齢的にも経結膜ではなく皮膚側から行いました。
いやぁ。そこは普通皮膚側切らないほうがいいじゃん。
傷跡が。。。
という意見もあるかとは思いますが。
年齢的にも皮膚側からアプローチしなければ皮膚のたるみが改善されないので
そこは攻めました。
PRPζも乳がんがあると行えないので、全力で手術をすることがベストでしょう。


手術前


手術後1年です

目のくまはもちろん良くなっていますが、、、
やっぱり傷跡が普通の方よりも目立っています。
抜糸直後から傷跡の赤みが強く出るんですよね。



それがグーッと引いてくるのにとても時間がかかります。
また傷跡も硬く拘縮しやすいです。
左側は、脂肪移行をしたけど少し足りないですね。
脂肪移植やヒアルロン酸など考慮しても良いですが、リスクもありますし、本人はあまり気にしていないようです。

最近は経結膜脱脂が流行っているようですが、
私は、基本的に余分な脂肪はないと考えています。
本来脂肪は眼球を守る形で上も下もつながっています。
下から脂肪だけとっても、、しばらくは良くても、上から下に脂肪が下がってきます。
将来的に目の上が窪むということも起こる可能性があります。

当院では一般的に言われている脂肪移行を中心に行います。
(ハムラ、裏ハムラとかいいますよね)
若い方でも安易に脂肪を取ることはお勧めしていません。
皮膚が薄いとクマっぽくさらに疲れて見えますよ。
脂肪を窪んでいる部位に移動させて尚且つ縦方向にハリを出す形で固定します。
脂肪を抑えている膜にハリを取り戻すことで再下垂を防ぎます。
経結膜からいく場合はここまでです。
経皮側から行く場合は、さらに眼輪筋(筋肉)を引き上げて固定した後、
たるんだ皮膚を除去しますので、横方向のハリを作り出すことが可能です。
縦にも横にも手術的にハリを作れるので最も長持ちしますし綺麗だと思います。

どちらにしても手術をするということは十分に考えて決断してくださいね。
安易に脂肪を取れば良いというわけではないですよ。
手術が怖い方は、PRPでもかなり綺麗になります。
色々な治療方法から自分に合った方法を選択してくださいね。
 

記事を閉じる
 
サムネイル

グラマラス形成〜下制術

UP
 

最近の下制術。
異常に下げて欲しいという方が多い印象です
おそらく、アニメの影響が強いのか!?
TikTokや、プリクラなどでの画像修正の影響が強いのか!?

アニメのキャラクターなど、異常に目がでかい。ですよね。
それを目指すと、目を閉じた時に隙間が開くよ。と伝えているのですが
それでも良い。という方がいます。

先生は心配です。
でも、みんな幸せそうです。
ただ、歳をとると通常下眼瞼は下がります。
この子達が加齢変化が生じた時にどうなっているのか。など気になるところです。
もちろん将来修正も可能ですので、もちろん行っているわけですが。
ずっと美を目指す方は、きっと大丈夫なのかもしれません。

方法としては、経結膜的下制術。
瞼の中から行う方法と、
経皮的下制術。
皮膚を切って行う方法があります。

傷跡がつかないのは、結膜からのアプローチですが、下げる量には限界があります。
なぜなら結膜側から強く引っ張ると、皮膚側からのバランスが崩れまつ毛が 内反するからです。
まつ毛が内側に向いちゃいます。
その後皮膚が硬い方はある程度戻ったりもします。

経皮的なアプローチは傷はつきますが、内反外反のバランスをとることができるので
後戻りも少ないです。
皮膚が硬い方も安定して下げられます。
それこそ少し目が開いているよ。という解剖を無視した下げ方も可能です。
もちろんお勧めはしませんが。

例えばを提示します。
経結膜アプローチです。

術前

術後

これ以上下がると三白眼。
つまり下の白目が見えてしまうのでこの程度が1番可愛いと思ったのですが…
デカいコンタクトをつけた時の目でいい感じにしてほしいと、さらに下げて下さいと後日お願いされました。



はい。さらに下げました。
お分かりでしょうか。
少しまつ毛が内反してます。
まつ毛が立ち上がってますよね。
結膜側から異常に引っ張るとどうしてもこうなります。
皮膚側を切って治す事も可能ですが、本人は気にならない。との事で、このまま経過を見ております。

皮膚の硬さなどは人によって異なりますし、外眼角形成の靭帯移行でも下がるので、その人それぞれで方法は変えた方が良いかな。と思います。

でも解剖学的な事はあまり無視しない方がお勧めですよ。
長い経過の解剖重視がお勧めです。

記事を閉じる
 


123[6] 
1件目~5件目 (29件中)