新しい機械入った?
UP最近の医学の進歩。
時々患者様より聞かれることがあります。
再生医療をしていると、定期的に来院される方と数年に一度ふらっと訪れる方と2分されるのですが。
維持力半端ないので、久しぶりに来ても皆様お美しいです。
ただ、もっとやりたくなるのが心情ですね。
5,6年ぶりに来院された方など、5年経つと新しい機械出てる?
進歩はどう?
とか
最近の若い方だと、ネットで調べ尽くしているため機械名で具体的に聞いてくる方などいらっしゃいますよね。
そうそう。
今はもう情報化社会。
溢れるほどの情報を処理し、理解するにはあまりにも情報過多かも。
調べれば調べるほどわからなくなることもあります。
当院北陸にありながら、新しい情報は学会やウェビナーなど頻回に行われることと、業者さんがわざわざ足を運んでくださることが多いので、新しい情報にはことかきません。
製品については常に新しいものが出ては消えての繰り返しです。
安全性と、品質、効果で判断する必要がありますよね。
とりあえずは全て自分とスタッフの身体で試したのち、自分やスタッフが使いたいと思ったもののみ採用を決定していますよ。
レーザー部門では、最近目立っているのは
流行りのポテンツァ。
ニードルRFの進化型ですね。
ニードルRF自体は20年以上前から存在しています。
ポテンツァはニードルRFとダーマペンの融合みたいな感じです。
穴を開けて熱を入れることで組織の引き締めを行える上にダーマペンのように安定した穴を開けられる。
という利点があります。
ダーマペンで思うような結果を出せなかった方には良いと思います。
もちろん当院でもスタッフと院長が、クリニックに業者に来ていただきデモもやりました。
デモ自体は少しでも気になった場合は、業者さんに頼んでとりあえず全て試します。
結果は・・
悪くは無いのですが、ニードリングには勝てない。
と、満場一致で当院では今の所採用していません。
レーザーは、根本的に熱を与えて引き締める。
ニードリングは、リモデリング(コラーゲンの誘導からの皮膚の再生修復・新生)を行うことで引き締める。
皮膚を厚くすることが重要と考えているので新生されない治療では物足りないのです。。
ただ、皮が剥けるダウンタイムに耐えられない方や、ニードリングの痛みがどうしても「無理」と言う方にはとても良いと思います。
フォトフェイシャルは今のm22 がやっぱり最強なんですよね。
んで、PICOは今のピコがかなり最強。
PICOは刺青やしみに対し、攻撃力が上がったので2年前にすぐ購入。
脱毛のレーザーも3波長出力の最新型がでた時にすぐ購入。
効果が強く、さらにダウンタイムや痛みが軽減できればすぐに患者様のために準備しますが。
ただ、たるみはなかなか難しい。です。
たるみ系の治療の機械はどうしてもニードリングと比べると効果が勝てないんですよ。
ダウンタイムや痛みはましでも・・・効果がニードリングを超えないと。
うちの患者様は満足しません。
ダウンタイムがない治療が欲しいと頼まれ、HIFUいれたのに、結局ほとんどみんなニードリングやっている。。。
というわけで、5,6年ぶりに来てもたるみ系の新しい機械は今の所入っていません。
期待していた方すみません。
再生医療最強説。(手術は別)
私にしかできない治療をやる。
うちのクリニックは今の所これで良いのかな。と思っています。
ハイスペックを保つことは大変です
UP何事も。
ハイスペックであること。
あるいは、ハイスペックであり続けることは非常に困難なものです。
いつもいつも最先端で、最高の状態であり続けるなんて。
クタクタになりますよね。
人間だって疲弊します。
休みの日ぐらい頭ボサボサの部屋着でグタグタしたい日だってあります。
映画やデバイスをぼーっとみて、頭空っぽにしたい日もあります。
気持ちのリラックスも必要なのです。
それは機械も一緒です。
テレビやパソコンなどは、再起動などで一新することもできますし、5年保証と言われるように5年程ははスペックを落とさずに機能することが可能だと思います。
(パソコンや携帯にめちゃくちゃこだわる人は、2、3年で買い換える人もいると思いますが。)
ただ、
今までで一番管理が繊細なのがPICOレーザーです。
当院のPICOレーザーはかなりのハイスペックです。
最新型を購入し早2年。
大体この機械の性格を理解するのに1年かかりました。
その結果
今までの Yagレーザーでは難しかったシミもかなり綺麗にしていただき、非常に重宝しています。
この子のスペックを保つために、3ヶ月に一度。
業者によるフルメンテナンスを行なっています。
一年に一度はフルオーバーホール。
必要に応じて内部の掃除と部品の交換を的確に行うことが目的です。
常に新品の状態を保ちたい。
メンテナンスを終了すると同時に、業者さんに3ヶ月後の予約をとって帰ってもらっています。
業者に尋ねると、こんな頻度で行なっているのは全国でも当院ぐらいらしいですが。。
独自の強照射のプロトコールと発数も全国で断トツ多いそうです。
手術は自分自身が精進を重ねて向上していくものですが。
機械による治療や、薬による治療はその機械や薬に効果を期待しなければなりません。
自分にできることはその子のスペックを最大限に引き出してあげることです。
というわけで、当院のPICO様は非常に繊細に大事に管理しています。
「当院のPICOで取れない場合は、レーザー以外の治療が向いています。」
と自信を持って言えるように。
最強の機械であって欲しいのです。
皆様もシミをとることで、気持ちを明るくすることができますよね。
それも自分自身へのメンテナンスです。
気持ちが明るく前向きになるよう、何が自分にとって重要か。
一緒に相談しましょう。
いろいろなシミタイプにもPICOは優秀
UPしみもいろいろなタイプがあります。
青いの、茶色いの、黒いの、膨らんでいるの、色が薄いけど気になる。。。
とかとか。
青いのは真皮病変(とにかく深い)なので1度では無理なことが多いです。
少しずつ出力を上げなら、長波長PICOを刺青を叩くかのようにいれていきます。
一気に高出力で叩くと、血が出たりするのであくまでも少しずつ患者さんの肌と向き合いながら出力を調整する必要があります。
そのため、少し根気が必要であることが多いです。
それ以外はだいたい1,2回で勝負がつく印象です。
なので、当院ではレーザーの2回目追加照射はコストフリーです。
出力を上げて取れるなら全然やります。
ただ、再発に関してはご本人の細胞さんの影響もあるため、再発しやすい方、色素沈着を起こしやすい方は、ビタミン導入や、自宅で抗酸化作用のあるビタミン入り化粧品の使用などをお勧めしています。
さて、実際に写真を使わせてくださいとお願いさせていただきました。
見ていきましょう〜
黒いタイプのしみ。
非常に深い印象もあり場合によっては組織検査もしましょうと本人とお話ししながらPICO照射しました。
すごく綺麗にとれたので、本人も私も喜びました。
→
今までのレーザーだと厳しかった印象ですが、さすが最新型PICOです。
再発予防や肌自体をキレイにする目的でIPL照射、ビタミン導入も継続して行なっています。
そのため、小皺が伸びて肌のハリも良くなっています。
周りのシミも綺麗になってますね。
肝斑の中にある 飛び出て濃いシミ
→
これもですね、今までは色素沈着が怖くてなかなか手を出せなかったのですが、最近では微妙に出力を調整しコントロールしています。
2,3か月は濃くなる可能性がありますが、少し待てばかなりキレイになります。
周囲に炎症を起こしにくいPICOならではの切れ味だと思います。
周囲の皮膚もIPLで綺麗になってますね。
ハリも出てます。
ってこの画質とアップではわかりにくいですね。
時々ピンク色がなかなか戻りにくい方もいます
その場合は、待てば回復しますが、待てない場合は新陳代謝をあげるためにペプチドやビタミンなど使用されることをお勧めします。
全体的に気になるシミの部位がなくなれば、肌をもっとキレイにしたいとか、たるみが気になり出した。
という方も多いです。
その場合は、IPLやニードリングなども含めて行なっていくとトータル的に肌がキレイになりますよ。
どこまでキレイにしていきたいのかは、人それぞれです。
気になるシミがなくなれば楽しくなる。
ということであれば単独PICOでも良いと思いますが、お肌の状況によってはバックアップ治療も非常に重要です。
人それぞれ目指すところも違えば、肌の調子、質感、スキンタイプも異なります。
自分に合った形の治療で楽しくなりましょう。
大きな黒子はレーザー、切除?
UP大きさも深さも、人それぞれではあるのですが、
場所ももちろん様々です。
一般的に
①電気焼灼法 麻酔を打った後、レーザーで削ります。
浅ければ浅いほど、小さければ小さいほど 傷跡は残らずに綺麗なのでなるべく浅く削ってあげたいところですが、再発のリスクが上がります。
そのため、ある程度穴が空いた形で削り取るのですが、少し底辺に真皮を残すことで綺麗に修復されます。
再発する場合は、その部位のみ深く削るか、切除に切り替えることが可能です。
②切除 麻酔を打った後、切除し縫合します
丸い傷跡ではなく、シワに沿った線状の傷跡になります。
脂肪層まで完全切除するため、再発のリスクは低いです。
③IPL 麻酔は必要ありません。メラニンのみを破壊します。
時々水疱を形成する方もいますが、特にダウンタイム(軟膏処置)などは必要なく過ごすことが可能です。
状況によっては回数が必要であること。
完全には取れない可能性があります。
大きく分けるとこの3つから考えてもらうことになるのですが。
大きくて膨らんでいる黒子
これいについてはいつも皆様が悩む問題です。
再発率や、傷が閉じる期間を考えると切除のほうが楽ですが、
切るのには抵抗がある方、少しでも料金を抑えたい方
などはレーザー焼灼を希望されます。
先生が決めてくださいという方もいらっしゃいますが、
基本的には一緒に決めますよ。
大きな黒子の電気焼灼を行った方の写真をお願いして使用させていただきました。
削って1ヶ月ほどすると
少し傷跡があるかなと言う感じですが、その後数ヶ月すると
と、周りと馴染んできます。
意外と良いですよねレーザーも。
基本的には一緒に柔軟に決定していきましょう
取れにくいシミにはやっぱりPICOレーザー
UP「シミをとりにきましたっ」
と来院される方が多いですが、シミはすぐ取れるタイプとなかなか取れないタイプがあります。
すぐにはとってあげられないシミのタイプは、時間をかければトーニングやIPLの他にも基礎化粧品などを使用して綺麗にできます。
今回は、取れそうで取れなさそうな微妙なタイプのシミをご紹介しますね。
時々、これは濃いからなかなか取れないですよね。
と、質問を受けることがありますが、色は表在性であれば濃いものは逆にレーザーの反応性は良好なことが多いです。
つまりよく効きます。
逆に、物凄く薄いタイプや、肝斑の上に乗っているもの、かなり深そうな物、硬いイボを合併しているもの、赤いタイプのシミは取れにくい場合もありますが。
これもPICOでかなり綺麗になります。
局所的なシミ治療には瘡蓋ができるタイプのレーザーが適任ですので2、3日軟膏を塗るという手間が伴います。
1週間ほどで瘡蓋が取れる。。という感じです。
ちなみに
瘡蓋ができるタイプのレーザーは、昔からあります。
なので、シミ取りと言えばカサブタできるんでしょ?
とよく聞かれる質問となります。
ヤグ、ルビー・・・など色々とあります。
当院でも数種類ありますが、最近はPICOを使用することが多いです。
ちょっと繊細なレーザーを逆に大胆な照射条件で使用しています。
なので。。。。
当院での照射条件は独自になるので全ての施設で同じではないと思うのですが、イボを含めて様々なシミに照射しています。
例えば。。。
肝斑を合併している薄い局所的なシミ
→
赤みを伴うシミ
→
イボを伴うシミ
→
などなど。。。
大体1回の照射でOKですが、2回目が必要な方も時々います。
もう少し強めに照射した方が良い場合は、当院ではコストフリーで再照射します。
シミの経過によっては、
大体色素沈着も考慮して、2、3ヶ月後に再診してもらっています。
この写真掲載依頼させていただいた方々は、しみとり後にフォトフェイシャルとイオン導入を継続しているので、お肌自体も綺麗になっています。
全体の色味も、小皺も改善していますd( ̄  ̄)
写真掲載承諾ありがとうございます^_^